vol.9 大切に想うものが出来ると、何でも頑張れる!子ども・家族のために笑顔で頑張るアクティブママ

vol.9 長嶌芙未

家族構成:夫、長女5歳、長男3歳

職種:総合建設業 不動産賃貸業 営業兼経理

勤務体系:フルタイム


本業の他に青年会議所の活動など毎日パワフルに働いている長嶌さん。今では想像もつきませんが、妊娠・育休中は社会から取り残されていくという不安で押しつぶされそうになっていたと言います。そんな長嶌さんに辛い時期を乗り越えられたきっかけや今だから想うことを語っていただきました。

■現在の仕事、働き方について教えてください。


実家の家業である仁田工務店で営業兼財務経理をしています。結婚前は主に営業をしていて、宿泊出張も残業も当たり前というような生活をしていましたが、結婚後は営業経験者である主人が入社したこともあり、営業の部分は主人に、私は図面の作成や申請関係の協議など営業のサポートに回っています。

1人目出産後は保育園に入園できず、一時保育を利用したり、母に預かってもらったりで週2~3日の勤務で仕事復帰。その後は2人目を出産し復帰するタイミングで2人とも保育園に入園でき、最初の1ヶ月は30分の時短勤務で、その後はフルタイム勤務。その頃からは青年会議所の活動にも参加できています。

■ご実家の会社に入社した経緯を教えてください。


実は若いころは親の会社に入ることに抵抗があり、大学を卒業してからは設計事務所に入社しました。当時は両親も私を会社に入れる気がなかったし、私も入るつもりはなかったのですが、実際に社会に出て経営の難しさを実感し、両親と一緒に会社を支えたい、という気持ちが芽生えてきました。

その後、諸事情があり、設計事務所を退職することになったのですが、そのころ、両親の会社も大きな案件を抱えていたので、手伝ってほしい、と。そのタイミングで入社しました。

結婚してからは主人も入社しましたし、今は主人と二人三脚で仕事をしつつ、母から経理や管理を引き継いでいるところです。行く行くは会社を引き継ぐ予定なので、そのタイミングを考えていますが、まだ自分たちの日々の業務に追われている状態なので、もう少し経験や勉強をしなくては、と思っています。


■今、仕事は楽しいですか?


仕事は楽しいです。

何にもない更地から建物が完成するところを初めて見たときに、すごい仕事だな~と感動したのが、建築の世界に進むきっかけになりました。そのとき思った「自分もいつかこういう風に出来たらいいな」が今、出来ていることがうれしいです。

自分が携わったものが完成したときには、書いた図面と完成した建物を見比べて達成感を味わったり、経理の仕事はまだ勉強中なので、金額が合っただけでもうれしい(笑)地味かもしれないですけど、今は小さな積み重ねがうれしいです。

それと主人と2人で考えたことが予定通りに進んで、結果的にお客様にご満足いただけたときは喜びを分かち合えるので、それは夫婦で仕事をしていてよかったな~と思います。


■働くママになって今までで辛かったこと、大変だったことはありますか?


社内に育休、産休を実際にとった人がいなかったので、前例がない中で自分はどうなるんだろう、大丈夫だろうか、という先の見えない不安が育休中はずっとありました。

もともと、仕事はずっとしていたいっていう想いがあったので、結婚して妊娠した時は幸せだな~って思う反面、20代後半で周りがバリバリ仕事している時期に自分は妊娠して仕事から離れて、この先どうしよう、社会に取り残されていくような焦りがありました。キャリアロスだとか、どうして女性だけが家にいなければいけないんだろう、とか悲観的になっていて精神的に不安定になっていました。

復帰してからは、体調不良で保育園から呼び出しが来ることも多くて、いつも電話が鳴るたびにおびえていました。「今、保育園から電話きたら、今日の予定が変更・・・」って。半分泣きながら迎えに行ったこともあったし、家に帰ってからも悶々としちゃって。子どものことも素直にかわいいって思えなくなる時期もありました。

今思えば、子どもの体調不良で予定変更しても、できないことがあっても誰からも責められないし、逆にみんな応援してくれていて。自分自身が早く復帰しなきゃって焦っていたせいで、自分で自分を苦しめていたのだと思います。


■辛い時期を乗り越えられたきっかけは何ですか?


子どもやママ友の存在です。妊娠中に精神的に辛くなった時期に、これじゃまずいと思ったのか、主人が仙台市でやっているプレママ教室に申し込んでくれて、そこで出会ったママ友とは、妊娠中の悩みや産後の計画を話したり、育休中はとにかく日中は朝から夕方まで一緒にいました。子育ての悩みや疑問を情報交換したり、誰かの夫婦喧嘩の話題でみんなで共感して怒ったり泣いたり(笑)何でも話すことが出来たし、心も前向きになれて、精神的に支えてもらえました。彼女たちがいなければ、子育てできなかったんじゃないかと思うくらい、感謝しています。

それと、出産してからも涙腺が壊れているんじゃないかと思うくらい、毎日泣いていたんですけど(笑)子どもが成長して少し理解できるようになってから「ママ泣かないで~」ってやさしい言葉で慰められたことがあって。

そのときにふと、子どもに親も育てられるんだな~と。そう感じたら、なぜだか心も軽くなって。子どもとも次第に意思疎通が図れるようになって、それからは悩むことも自然となくなりました。

仕事復帰への不安払拭という部分では、育休中に資格取得を目指し勉強をしていました。気持ちを育児だけじゃなく、勉強にも向かせることで精神的にバランスをとれましたし、復帰後に活かせる資格が取れて自信にもつながりました。

■ママになって変わったことを教えてください。


子ども、家族。自分が大切に想うものがあると、他のことも頑張れるんだと実感しています。子どもが笑顔でいることや、楽しい時間を過ごせるようにと考えると何でも頑張ることができるんです!

今まではめんどうだと思って手を抜いていたお料理や家事も頑張れますし、やったことなんてなかった裁縫に挑戦したり、なわとびを一緒にしたり、苦手だと思っていたことにも挑戦するようになりました。疲れて帰ってきて夜中に家事をしていても頑張れる!残業しないで帰れるようにすると、仕事は効率よくなりますし、集中できます。

それに子どもが笑顔でいられるよう、主人とはケンカにならないように気をつけています(笑)

出産してすぐ、カンガルーケアをしたんですが、小さくて温かい赤ちゃんを抱いたとき「何があっても守っていかなきゃ!!」と、こんな宝物があるんだと感動したのを覚えています。なので、これからも子ども、家族のことを守っていきたいと思っています。


■お子さんの将来についてはどのように考えていますか?


成長の過程で色々な職業に憧れを抱くだろうし、その中でたくさん考えて自分の将来を決めてもらいたいです。この家に生まれたからこの道って考えで進んでしまっては、大きい壁にぶつかったとき踏ん張れないと思うので。子どもたちを見守っていきたいと思っています。

ただ、自ら選んでくれたら親としてとても嬉しいので、建築に興味を持つようになると聞いたレゴブロックを小さい時から成長に合わせて買い足しています(笑)


■心がけていることはありますか?


何でも楽しんでやるようにしています。

以前先輩に言われた「辛いときこそ、楽しんでやろう。嫌だ嫌だって言ってやっていても、周りはついてこない」っていう言葉が印象に残っていて。

笑顔でいれば周りも声をかけやすいし、いろんなことがいい方向に進んでいくと思うんですよね。

そして「ありがとう」っていう感謝の気持ちをちゃんと伝えるようにしています。

今の自分があるのは家族や会社の人、周りのみんなが協力してくれているからこそなので、感謝の気持ちは持ち続けたいと思っています。


■今後の目標を教えてください。


近い目標としては、産休に入る社員がいるので、育休後、復帰するための準備をしたいと思っています。結婚しても仕事を続けたい!と熱意を持って入社してくれた社員ですし、仕事復帰してからも、自分のやりたいことができるように、出産・育児に関する社内規定の見直しや整備をしていきたいです。

将来的には、会社内に小規模保育園を作ったり、もっと女性が働きやすい職場にしたいとも思っています。

あとは、マイホームが欲しいです(笑)


■働くママたちへメッセージやアドバイスをお願いします。


何事に対しても難しく考えないでほしいなって思います。”いいかげん(良い加減)”で。

考えすぎるとやれないことも、やってみると上手くまわることって結構あるんです。

優先順位つけたり、効率よくできたり・・・ママになると自然も身につくスキルもありますし。あまり気を張らずやってみてほしいな~と思います。

あとは、いろいろと自分一人でで抱え込むことが一番よくないかなと思うので、ほどよく手を抜いて、周りにも助けてもらうことも必要だと思います。


★長嶌さんが現在活動している仙台青年会議所は、25~40歳までのメンバーが集い活動しています。近年は女性も増え、ママも活躍されています。現在、2016年度の会員を募集中ですので、興味のある方は下記HPをご覧下さい。

HP: http://www.sendai-jc.or.jp/

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